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呼吸

検査しなくてもできる1秒量・1秒率をフィジカルアセスメント!

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呼吸器疾患患者に対する呼吸の評価って難しいですよね。

 

特に換気量に関してはスパイロメーターを使用しなけらば正確にとらえることはできません。

 

ですが、呼吸筋など頚部の評価で換気量を把握する評価を見つけました。

 

換気量評価に関するツイートです。

 

今回は1秒量・1秒率のフィジカルアセスメントについて共有していきたいと思います。

 

本来の換気量

 

健常人の換気量は上記図の通り

●1回換気量:500ml

●予備吸気量:3100ml

●予備呼気量:1200ml

●残気量:1200ml

●肺活量:4800ml

●機能的残気量:4200ml

●全肺気量:6000ml

 

になります。

 

 

1秒率が70%以下では「閉塞性肺疾患」の可能性が示唆されます。閉塞性肺疾患(COPD)では呼吸をするだけでエネルギーを必要とします。その影響で頚部や全身の「るいそう」になり痩せてしまします。【COPDはサルコペニア・フレイルになりやすい。その原因とは??】はこちら!

呼吸の努力量が大きいのもあって、頚部周りの筋が肥厚し変化が見られます。

 

僧帽筋の胸鎖乳突筋に肥大

●僧帽筋と胸鎖乳突筋の肥大が確認されると
一秒量1000ml以下
一秒率50%以下

 

僧帽筋と胸鎖乳突筋は「吸気筋」に関わる筋です。努力的に呼吸を行い続けることで僧帽筋や胸鎖乳突筋だ肥大します。

そのため、1秒率も低下していることが考えられます。

 

鎖骨上窩の陥没

●吸気時に鎖骨上窩の陥没が確認されると
一秒量800ml以下
一秒率45%以下

COPDによる頚部の評価では鎖骨上窩の状態を評価します。努力呼吸が続くことで頚部の「るいそう」がおこり、鎖骨上窩の陥没が出現します。

【臨床で使える呼吸器のフィジカルアセスメント!】はこちら!

そうなると換気量にも変化を及ぼしていることが多く、1秒率は45%まで低下していることが考えられるといいます。

 

 

 

頸静脈怒張

●呼吸時に頚静脈怒張が確認されると
一秒量600ml以下
一秒率45%以下

頸静脈怒張は本来「心不全」のアセスメントになります。しかし、頸静脈怒張が起こるということは心機能に何らかの影響を及ぼすほどの呼吸状態を考えていいでしょう。

 

気を付けてほしいのは、「心機能低下によるもの」か「呼吸によるもの」かは考える必要があります。

元々うっ血性心不全がある患者では、呼吸に関係なく頸静脈怒張が起こっている場合があります。その場合は1秒率が低下していることは考えにくいです。

 

呼吸とともに頸静脈怒張がが起こる理由は、「肺性心」です。

肺動脈性の高血圧によって右心に負荷が掛かり、徐々に右心不全につながっていきます。【右心不全で必要となる、フィジカルアセスメントとは?】はこちら!

 

この場合のリハビリでは血圧・心拍数の変動に注意しなければなりません。

 

 

 

入院患者ではなにかしら呼吸・心臓に対する検査を行っている場合があるのでこの評価ではなく検査値を見たほうが確実でしょう。

しかし地域高齢者の中にも、COPDで在宅酸素を利用しているかたは少なくありません。地域で活躍する理学療法士はこの評価を身に着けておいてもいいでしょう。

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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