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高齢者

高齢者のウォームアップ・クールダウンの重要性について

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結果の先取り
ウォームアップ・クールダウンを行わないと、痛みの閾値を下げ発痛物質の生産を誘発してしまう。

 

高齢者と廃用性筋委縮はどうやって起こるの?

高齢者は老化によって廃用性筋委縮サルコペニアになるリスクが高まります。【サルコペニアとフレイルの概要!】はこちら!

1度入院をすると、それだけで廃用性筋委縮が進行します。

ICUなど超急性期のリハビリでは「病前ADL以下の活動量ではADLは低下する」とあります。ADLの面から言うと、まだ病前のADLまで到達した運動が行えていない場合、リハビリを行っていても廃用症候群は進行しているということになります。【ICU(集中治療室)におけるリハビリテーション ~ICU-AWと鎮静~】はこちら!

 

ICUの超急性期リハビリに限らず、地域高齢者のおいても廃用性筋委縮のリスクはあります。

 

例えば、老化によって持久力が低下し活動量が低下してしまうケースもあります。また、転倒の経験によって「転倒恐怖症」になってしまった場合、この場合も外出頻度や活動量の低下によって廃用性筋委縮の可能性は高まります。【高齢者の転倒要因は?~何を改善させればいいんだろ?~】はこちら!

そのため、廃用性筋委縮の進行抑制などを目的とした、低負荷の運動の実施は必要であり、さらに頻度に関しては、毎日実施したほうが効果的とされています。

 

 

高齢者の筋力トレーニングは必要だけどリスクが隠れている?!

上記の理由から、高齢者でも筋力トレーニングが必要です。しかし、廃用性筋委縮が起こってからでは正直遅いと思っています。【高齢者の筋力トレーニングに効果はあるのか?】はこちら!

その状態では、ADLに繁華させて向上しようにもかなり時間がかかりますし、実施している高齢者の精神的にもきついですので継続ができないパターンがあります。

 

そのため、廃用性筋委縮が起こる前の予防的な介入が必要になると考えます。

 

だからといって負荷量を間違えると逆に筋力の低下を招く可能性があることを今回1番のテーマとしています。

 

理学療法士になって若手のころは、とにかく筋トレすれば大丈夫だ!という時期がありました。ビビッて低負荷すぎるよりかいいとは思いますが(笑)
たくさん高齢者と関わってきて、過負荷には注意が必要だということを学びました。

 

本題です!

 

廃用性筋委縮の進行抑制を目的とした低負荷の運動は、できるだけ毎日実施することが望まれます。

 

しかし、高負荷の抵抗運動では筋繊維に微細損傷を起こしやすくなります。

筋組織のモデリングには48時間以上必要とされていて、高齢者の骨格筋の変化を考慮すると、抵抗運動の1週間の頻度は2-3回適切とされています。

 

不慣れな抵抗運動では、毛細血管の少ない筋に水分が蓄積し、さらに低酸素状態を引き起こし、痛みの閾値を低下させ発痛物質の産生を誘発する可能性が高まります。

 

これを考えると、運動習慣のない高齢者に対して、筋収縮様式の選択や導入方法を配慮すべきと考えられます。

 

でも、負荷量を上げないとなかなか筋力も向上しない!と考える方も多いと思います。どうしたらいいのか?

 

まずは、ウォームアップ・クールダウンです。

 

ウォームアップ・クールダウン

ウォームアップの目的

クールダウンの目的

 

このようにウォーミングアップとクールダウンを行うことで過負荷による筋繊維の破壊を抑制することができます。

 

地域高齢者への指導や入院患者が退院した際の指導では、ウォームアップ・クールダウンを実施することをおすすめします。
筋への過負荷で足に痛みが出たりした場合、トレーニングした高齢者からの信頼も落ちます。負荷量は丁寧に設定しましょう。

 

 

参考文献
PTジャーナル第41巻第1号 2007年1月 山崎敏明 高齢者の骨格筋機能と運動療法

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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