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高齢者

高齢者が転倒したら「やばい」って話。骨折の確率は約10%。その先にある未来とは??

更新日:

高齢者が転倒すると「やばい」って話をします。

 

転倒に関する記事は何個か出していますが・・

 

【高齢者の転倒要因は?~何を改善させればいいんだろ?~】はこちら!

【フレイルにおける高齢者の転倒リスクとその原因】はこちら!

 

 

今回は骨折した高齢者が待つ未来とは? という切り口からお話ししたいと思います。

 

 

結果の先取り

高齢者の転倒は約10%の確率で骨折する。その対策とは他職種との包括的アプローチです。

 

高齢者の転倒には注目が集まっている?

近年、転倒に関する文献が爆発的に伸びているのが分かりますね。ということは日本、いや世界で、高齢者における転倒を予防しなければいけないものだと認識され始めてきています。

確かにメディカルオンラインやpubmedで調べると転倒でヒットする文献の量はすごい量になります。

 

昔、転倒に対する考えは

 

「偶発的で仕方にないもの」

 

として考えられていたそうです。

それをいっちゃーいつまでたっても転倒は少なくなりません。そう考え研究したセラピストが何人もいたのでしょう。

 

 

転倒した高齢者の骨折する確率は?

 

転倒による骨折の割合は

約10%

日本では海外よりも転倒のする高齢者の割合は少なくなりますが、決して少ない数字ではありません。

0%が望ましいに決まっていますが、現実問題、そうではありません。

 

さらに、転倒経験のある高齢者も

地域在住高齢者で10〜20%
施設入居高齢者で10〜50%

となっています。

 

骨折しなかっただけいいか!

と思いかもしれませんがそうではありません。この中には「転倒恐怖症」になってしまい、屋外の活動を避けたりする高齢者が増えてきます。そうなると屋外での活動が減少し、ADLが低下していくという悪循環に至ります。

 

 

転倒のリスク因子は?

 

種々の要因があります。

これをすべて除去していくことはほぼ不可能です。しかし、その原因分析を行い、評価し、アプローチとして変えられるのはセラピストとして重要であり、役割でもあります。

一般人にはその評価はできません。セラピストととしてできるだけ転倒の要因を除去できるようなリハビリを提供していきます。

 

その先の未来は暗いのか?

転倒して骨折した場合、ADLはまず間違いなく低下します。そこからリハビリでの頑張り次第。

転倒による骨折は、骨折したという事実だけではなく、他にもいろんな影響が考えられます。

 

例えば先ほど言ったように、「転倒恐怖症」です。転倒するのではないか?という思考から外出頻度が減り、身体活動量が低下した結果、ADLが低下しより転倒しやすい体になってしまう高齢者も多いです。

 

また、骨折による入院によってbedでの臥床時間が増加した結果、せん妄や精神異常【入院患者におけるせん妄・精神機能のアセスメント】はこちら!

が生じる場合もあります。

そうなれば認知症へ移行する可能性も高くなります。

 

 

未来を明るくするには?

 

未来を明るくすることは可能です。リハビリセラピストに腕の見せ所です。

まずは、転倒予防が必要です。転倒予防となると「機能向上」という思考になる方も多いと思いますが「包括的なアプローチ」が必要です。

包括的とは【コトバンクより】

他職種との連携が必要ということです。特に骨折した入院している患者の場合、日中の病棟では看護師による転倒予防が必要になります。セラピストが関係ないわけではなく、どういったときに転倒しやすいのか看護師に指導し気を付けて監視してもらいなど、言葉による連携から監視という行動に移してもらう必要があります。

入院期に起こるせん妄や認知症はまだ軽度である場合が多いです。いわゆるMCI:軽度認知障害と言われる領域であれば、運動による改善は見込めます。【認知機能と運動 ―運動で認知機能は改善できる!―】はこちら!

MCIや認知症を予防するためには、早期からリハビリ介入をして臥床期間を減少させることも必要になります。【長期臥床はなんで悪いのか? ~内部障害の影響から~】はこちら!

 

 

これらのように、転倒における骨折はADLを低下させる大きなイベントの一つです。予防することが重要になりますが、転倒自体を0%にするのは難しいです。

でも暗い未来にしないような取り組みはリハビリセラピストの腕の見せどころではないかと思います。

患者の弱点を見つけ、転倒に悩む患者をできるだけ少なくしてあげましょう。

 

 

参考文献

理学療法 27巻5号 大島洋平 高齢者の転倒予防 -これまでとこれから-

理学療法 27巻5号 望月久 高齢者の転倒予防のためのスクリーニングテスト

 

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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