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糖尿病性ケトアシドーシスなど高血糖患者のリハビリがなぜ禁忌なのか解説!

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糖尿病内科の患者では、糖尿病性ケトアシドーシスの患者を多く目にします。ケトアシドーシスの患者にリハビリを提供する際は、慎重にリスク管理を行わなければなりません。

基本的に血糖値が250mg/dl以上の患者にリハビリは禁忌になります。ケトン体が出る機序を理解することで、レベルの高いリスク管理が行えると思います。

結果の先取り

血糖が250mg/dl以上の患者にリハビリを行うと、ケトン体がでてケトアシドーシスのリスクが増加します。

 

ケトアシドーシスとは?

そもそもケトアシドーシスという病態が分からない方が多いと思いますので簡単に解説します。

 

主に1型糖尿病患者におおい傾向にあると言われますが、2型糖尿病患者でもケトアシドーシスになっている患者を目にします。

ケトン体は酸性の物質であり、体内にたまることで酸塩基平衡に変化が生じます。Phが7.4以下で酸性に傾くことで、アシドーシス状態になり、意識障害など重篤な症状を呈する疾患です。

 

血液データでは、尿ケトン体が高値、Ph低下、高血糖などの値を示します。

ケトン体放出

本来人間は、ケトン体を体内にためることはありません。糖尿病患者はインスリン不足によって、血中の糖を代謝することができなくなります。

そのため、組織のエネルギーが足りなくなります。不足したエネルギーを補うために、脂肪を分解してエネルギーを作り出します。その代謝産物として「ケトン体」が出てくるわけです。

 

各組織へのエネルギーが不足しているため、飢餓状態と勘違いを起こします。筋肉も飢餓状態と勘違いをし、肝臓での糖新生を促してしまい、さらなる高血糖状態に陥ります。

 

 

リハビリはなぜ禁忌なのか?

運動を誘発することで、筋肉の蛋白分解が起こります。分解されれば、糖を補おうとしますが、インスリンの不足によって取り込めないため、糖が足りないと勘違いをおこし、肝臓での糖新生を促すわけです。(上記の図参照)

ということは、高血糖でインスリンの不足が起こっている患者に対して運動をすることで、筋肉の分解が起こったら、糖がより産生されてしまい脂肪で分解するという悪循環が生じますよね。

 

なので、高血糖の場合はリハビリが禁忌になるんです。

図のように、エネルギーの利用は解糖系、有酸素系、ATP-Cr系に分かれます。どの利用の仕方でも、まずグルコースなどの糖を筋肉に取り込み利用しなけれべなりませんが、これができないんです。

 

 

運動において、血糖の値が大切です。

血糖は250mg/dl以上では禁忌です。

 

高血糖に悩む患者がいればすぐに医師への報告。そして、なんらかの治療を開始する必要があります。治療は開始初期では低血糖にリスクもあります。【糖尿病に使用する薬の内容から、リハビリのリスクを考えよう!】はこちら!

治療にはどんな薬が使われ、どういったリスクがあるのかも確認が理解が必要ですね。

 

 

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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