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知識 糖尿病

糖尿病性感覚障害へのリハビリでは、感覚障害は治らない?

更新日:

感覚障害は糖尿病の合併症の1つです。下肢の末梢から徐々に障害されていき、感覚障害がある患者の動的なバランスが徐々に低下して身体機能、ADLを低下させていきます。

 

そんな感覚障害はなぜ起こるのか?

リハビリにおいて改善は見込めるのか?

 

結果の先取り

リハビリで障害された感覚の改善は見込めません。しかし、生き残った感覚を利用して代償することで、バランスの改善は見込めます。

 

 

糖尿病性ニューロパチー

糖尿病性の「三代合併症の一つ」であり、腎症と網膜症より比較的早期に出現します。

 

発症する要因としては、糖尿病による動脈硬化によって、下肢末梢の毛細血管が壊れ、循環不全に陥ります。そのため、末梢より徐々に感覚が障害されていきます。【動脈硬化には高血圧に注意して運動せよ!】はこちら!

 

症状

しびれ、足の裏の痛みを初発とする症状が起こり、進行性です。

自律神経障害

・心血管系

・消化器系

・泌尿、生殖器系

 

運動によって循環応答が見られない場合があります。例えば、起立性低血圧のように体位の変化によって起こる血圧低下を防ぐために、心拍で代償を起こします。しかし、自律神経障害が生じるとその代償が引き起こしにくくなってしまいます。

 

そのため、運動中のバイタル変動には十分注意が必要です。

 

感覚障害

・腱反射低下

・運動障害

 

下肢末梢より徐々に進行していく感覚障害です。障害の起こり方は様々で、表在感覚・深部感覚ともに障害されている例もいれば、表在感覚のみ障害されているpatternなどあり、個別性のある評価が必要になります。

 

リハビリの効果

糖尿病性の感覚障害では足部遠位から感覚が障害されていき ます。そのため、初期は前足部の感覚が障害さ れ、最終的には足底全体に及びます。すると 、床面からの外部情報を得るため に重要な足部の感覚が障害された状態になりま す。

 

その結果、立位での平衡機能の低下や歩行時の動揺が大きくなります。 また、足部の感覚障害を有する場合は、視覚情報での代償によって平衡機能を保とうとする ことがあります。

そのため、眼を開いた状態では片足立位を長く保持することができても、眼を閉じるとまったく保持できないことがありま す。その場合は、視覚情報によって平衡機能を 維持していることが強く考えられます。このよ うな患者では、夜間の暗い場所や砂利などの不整地では転倒しやすいことが考えられます。そ のため、患者指導時には生活場面なども想定す ることが大切です。

木村 他)糖尿病と運動器の関係-末梢神経

 

 

感覚障害に対する運動療法では、エビデンスが少ない状況です。

その理由として、感覚障害そのものを改善することは難しいからだと思われます。

なにせ末梢血管がこわれてしまっているから・・・・

 

なので、どう「代償」させるかが重要です。

 

例えば、足関節のみの感覚障害であれば、膝・股関節の感覚を利用して改善を試みます。上記に示した通り、視覚代償という手もあります。

鏡を利用して、自分のボディーイメージの構築を図ります。

 

結果、障害された以外の感覚を利用するのが最も重要です。

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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