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知識 腎臓

腎臓病はなぜ活動量が低下するのか? ~運動で改善は可能です~

更新日:

慢性炎症を伴う腎疾患は筋力低下全身持久力の低下を引き起こすと言われています。それに伴い「活動量」が低下していきます。

 

結果を先取り

活動療法低下は炎症性サイトカインとミトコンドリヤの機能障害によって起こるとされる。また、運動にて活動性の向上は可能である。


活動量が低下するその理由

・炎症性サイトカインのTNF‐α

TNF‐αはインスリン感受性を低下させ筋のエネルギーである糖の取り込みを低下させてしまいます。よって筋力が思い通りに発揮できなくなります。

【炎症性サイトカインTFN-αが筋力低下を起こす理由は血糖にあった!】はこちら!

 

・ミトコンドリヤの機能異常

インスリン抵抗性を上昇させ、筋のエネルギーである糖の取り込みを低下させてしまいます。また、ATPの産生を低下させ有酸素運動から無酸素運動への切り替え閾値が低下することで全身持久力をも低下させる働きがあります。

 

何となくイメージがつくかと思いますが、高齢者では何もしていなくても加齢によって筋力」「全身持久力」が低下してしまいます。しかし、腎臓病を伴う方はこれらによってさらに「筋力」「全身持久力」が低下することが分かります。

 

ではどうしたらいいのか?
これが重要です。

 

 

運動の効果

運動することの効果はあるのか?というと、結果⇨あります。
腎臓病の方の炎症を我々が治すことはできません。先生の治療次第です。

ですが運動による効果は示されています。

 

リハビリではこのように運動の効果が明確に示されています。

また、ミトコンドリヤの増加作用もあると言われています。ミトコンドリヤが増加すると結果的にATP増加筋へ糖の取り込みを増加させる効果などが期待できます。


よって活動量も増加しADL改善効果もあると見込めます。

また、腎疾患に対して有酸素運動が有効だと言われます。
レジスタンストレーニングはどうなのか?

腎臓病患者では「糖尿病性腎症」由来で発症する方が増加しています。また、糖尿病の合併症として「糖尿病性網膜症」が有名です。


糖尿病性網膜症の方へのレジスタンストレーニングは、網膜の毛細血管を破壊してしまうリスクがあると言われており、あまり積極的に実施すべきではないと言われていました。

しかし、腎臓病へのレジスタンストレーニングは有効という効果も言われています。【腎疾患のレジスタンストレーニング】はこちら!


実施した例では、身体機能の向上が見込まれると論文でも書かれているほどです。

そのため、有酸素運動だけでなく、レジスタンストレーニングの併用が重要です。

 

まとめ

腎臓病患者は慢性炎症をきたし、その影響で筋力・全身持久力が低下していきます。そのため、高齢+腎臓病ではより身体機能の低下をきたすことが分かります。
ですが、腎疾患への運動の効果も明確に出されています。適切な運動を提供することでより腎臓病患者の身体機能を改善させることができます。

 

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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