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知識 腎臓

脂質異常症があるときは高血圧に注意して運動を!

更新日:

生活習慣の悪い患者において多くみられる「脂質異常」。

内部障害分野において「脂質異常」の合併が数々の病気を引き起こしてしまいます。リハビリ実施においても「脂質異常」から起こるリスク管理の把握が非常に重要です。

投稿内容

・脂質異常がどうやって起こるのかわかる

・腎臓、心臓との関係性について

・リハビリを実施するうえでの注意点

 

脂質異常症

脂質異常はほとんどの患者で自覚症状がありません。ですが、ちゃんと治療しなければ全身血管の動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症が起こってしまう可能性が非常に高まります。

健常者においては、早期発見が重要であり、日常から生活スタイルの見直しが必要で、脂質異常にならないような対策をしましょう。

 

原因として考えられるのは

・高LDLコレステロール血症

・低HDLコレステロール血症

・高トリグリセリド血症

が有名です。

(病気がみえる Vol.3 p92)

 

 

原因

脂質異常症の原因は様々ですが、遺伝因子によるものを原発性脂質異常症(高脂血症)、ライフスタイルやその他様々な原因によるものを二次性脂質異常症(高脂血症)と言います

(病気がみえる Vol.3 93項)

高LDLコレステロール血症

血管内膜に侵入したLDLが酸化変性してマクロファージに貪食しされ、コレステロールが過剰に蓄積する。

これが動脈硬化を促進します。

(病気がみえる Vol.3 96項 、Vol.2 72項)

 

低HDLコレステロール血症

余分なコレステロールを細胞から抜き取れない

これが動脈硬化を促進します。

(病気がみえる Vol.3 96項 )

高トリグリセリド血症

トリグリセリドが増加するほど、HDLは低下していくと言われています。すなわち、高トリグリセリド血症は低HDLコレステロール血症の増悪因子となります。

(病気がみえる Vol.3 97項)

 

簡単に説明するとこんな感じ!

上記のように血中の脂質異常一つとっても様々な原因が複雑に関与し合っていることも多く、実際の臨床現場では必ずしも患者一人一人を原因から明確に分類できるわけではありません。

動脈硬化と心臓

動脈硬化の好発部位は冠動脈、大動脈、頸動脈、上下肢動脈、脳血管などが挙げられます。脂質異常症では特に冠動脈に好発し、心筋梗塞や狭心症が多発します。

心不全のリスクの可能性も!

・【右心不全で必要となる、フィジカルアセスメントとは?】はこちら!

【リハビリ向け!左心不全を見分けるアセスメント項目はなんだ?】はこちら!

 

動脈硬化と腎臓

糖尿病性腎症

脂質異常症や糖尿病は腎症と深い関連があります。特に腎臓の糸球体に障害を引き起こし、最終的には糸球体硬化に至ります。

脂質異常症による動脈硬化によって血行動態の不良が起こります。糸球体は毛細血管の集合体であり、その影響を受けやすい臓器の一つです。

また、高血圧が悪化すると糸球体も高血圧になり、糸球体血管の内皮細胞障害を引き起こします。

結果、糸球体が硬化し腎症を発症すると腎臓の機能障害を引き起こします。

【腎不全の種類と病態!】はこちら!

リハビリ実施の注意点とリスク管理

既往歴や合併症に「脂質異常症」がある場合には、動脈硬化がある!

と思っていいと思います。

 

ちょっと強引かもしれませんが私はそう考えています。

なぜかというと、動脈硬化を前提としたリスク管理が行えるからです。

 

高血圧に注意

成人における血圧値の分類(mmHg
分類 収縮期血圧   拡張期血圧
至適血圧 < 120 かつ <80
正常血圧 120 – 129 かつ 80 – 84
正常高値血圧 130 – 139 または 85 – 89
Ⅰ度(軽症)高血圧 140 – 159 または 90 – 99
Ⅱ度(中等症)高血圧 160 – 179 または 100 – 109
Ⅲ度(重症)高血圧 ≧ 180 または ≧110
収縮期高血圧 ≧ 140 かつ <90

すなわち、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上に保たれた状態が高血圧であるとされている。しかし、近年の研究では血圧は高ければ高いだけ合併症のリスクが高まるため、収縮期血圧で120mmHg未満が生体の血管にとって負担が少ない血圧レベルとされている。

(Wikipedia参照)

 

血圧は1回拍出量×末梢血管抵抗ですが、動脈硬化が起こると末梢血管抵抗が増加します。

運動は拍出量を上げ、その代償で必然的に血圧まで上昇します。血圧を上昇させながら運動すると、脳出血・腎糸球体高血圧による腎症など様々なリスクがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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