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心不全徴候 心臓 知識

心臓への「前負荷」が高いと心不全になる!~解説~

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前負荷」と「後負荷」という言葉を聞いたことはありますか?

「心不全」患者をよくリハビリするセラピストであれば、間違くなく聞いたことがあるこことばだと思います。

 

 

本日の投稿内容

・前負荷の病態概要の理解

・慢性的な前負荷による収縮能低下が起こると出現する症状が理解できる

 

前負荷の概要

「前負荷」とは(病気がみえる VOl2.p11)

心室が収縮を開始する前に心室にかかる負担を言います。

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心臓の拡張期には、静脈還流量が増加し心臓の中に入る血液の量が増加しますよね。その際、なんらかの原因によって、血液の流入が増加し心臓に対する負担が大きくなることを指します。

 

 

なんらかの原因・・・

心臓に対する血液の流入が増加するということは、血液の量が多くなっていることが考えられますよね。

 

腎不全が代表的なも病態一つです。【腎不全の種類と病態!】はこちら!

腎不全の症状として「乏尿」が起こることがあります。簡単に説明すると乏尿は血液をろ過できず体の外に水分を出しにくくなるため、結果として血液の量が増加してしまいます。

 

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慢性的に「前負荷」が増加すると?

慢性的に「前負荷」によって心臓の容量が増加してしまうことで、心臓は拡大します。また、十分に収縮ができなくなり、拍出量を維持できなくなる可能性もあります。

 

心臓が拡大し続け、拍出量が低下すると・・・

 

皆さんお気づきかと思いますが「心不全」の発症に至ってしまいます。

 

収縮能低下

収縮能が低下した心臓では、拍出量が低下します。

するとその代償機構が働き、心臓を拡張させ、心臓への収入する血液の量を増やし1回拍出量を正常に保たせます。

 

徐々に、この症状が慢性化してくると左房圧・右房圧が上昇し肺うっ血を起こします。すると肺水腫に至ります。【肺水腫からリハビリセラピストができること】はこちら!

 

収縮能が低下した患者では、「心エコー」を取ることが多いと思います。リハビリセラピストが見るとよく「駆出率:EF」をよく見たがります。収縮能が低下した心不全の場合はEFが低下します。

しかし、拡張不全ではEFが正常に保たれるため注意が必要です。

EFは拡張終期容量÷1回拍出量です。

収縮能低下では1回拍出量が低下するためEFが低下しますが

拡張不全では拡張終期容量増加するためEFは正常値になるので注意です。

 

身体所見・フィジカルアセスメント

●起坐呼吸

おさらいですが「前負荷」増加によって起こる代表的な症状は収縮能の低下です。収縮能が低下することで左房・右房圧が上昇し肺水腫になる可能性が非常に高くなります。【肺水腫からリハビリセラピストができること】はこちら!

肺水腫の代表できな症状は「起坐呼吸」です。【起坐呼吸の概要から考えるリハビリセラピストができること】はこちら!

夜間のみの呼吸苦や端座位・bedupで楽になるようだったら起坐呼吸の可能性があります。

起坐呼吸が出現したら、まず医師に相談が必要です。相談しましょう。

 

右心不全徴候

起坐呼吸や肺水腫は「左心不全」徴候の一つです。徐々に右心不全へ移行していくと、左心不全とは違った症状が出現してきます。

 

まずは体重増加です。【1週間に2-3kgも「体重増加」したら心不全!体重からわかるアセスメント】はこちら!

1週間の観察で徐々に体重が増加していきますが、その目安は2-3㎏です。

 

さらに、尿量の減少も心不全徴候の一つです。【「尿量減少」は左心不全徴候だけど、右心不全も考えられる??】はこちら!

なかなか尿量まで気づかないってことありますよね。尿量が減少しているということは、水分が排出されないため体重増加も起こってきます。これはセットで覚えておくといいでしょう。

 

あとは浮腫ですね。【心不全を疑う「浮腫」とはどんなものか?なぜ起こるのか?理由も含めて解説!】はこちら!

体重増加と尿量減少+浮腫です。浮腫にもいろんな種類があります。心不全特有の浮腫では、触診にて判断することができます。

 

 

「前負荷」と一言で言ってもたくさんの症状が考えられるんです。これらの知識を身に着けていくことで入院した患者の状態から明確な「リスク管理」が行えるでしょう。

 

 

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

★Blog名「NEXT REHABILITATION
次世代のセラピストへリハビリテーションの情報提供を!と思いこの名前を付けました。

★Blogの目的
若手セラピストのために、内部障害(心・腎・肺中心)の医学知識やリスク管理の情報とヒントを与えることを目的としています。

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