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心不全徴候 心臓

起坐呼吸の概要から考えるリハビリセラピストができること

投稿日:

本投稿の内容

・起坐呼吸の概要を知ることができる
・起坐呼吸を理解することがなぜ必要なのかわかる
・起坐呼吸が出現している患者の苦しさがわかる
・起坐呼吸がある患者にリハビリセラピストができることが知れる


心不全患者の急性期では「起坐呼吸」が出現していることが多く、リハビリ中のアセスメントとしても代表的なものの一つです。
「起坐呼吸」の理解が必要な理由は、
病棟での過ごし方の指導が重要
だからです。

病棟で自主トレもリハビリの一つであり、指導することが多いですよね。
心不全で入院し「起坐呼吸」が出現している患者では、病棟での過ごし方の指導が重要です。
「起坐呼吸」の概要も含め、どういった指導が必要なのか、説明します。

起坐呼吸とは
心不全の中でも「左心不全」症状として、出現することの多い「起坐呼吸」は、診てわかりやすい所見です。

 

 

 

 

概要

背臥位では心臓の流れる静脈還流量が増加するため、肺うっ血が助長されます。
そのため、患者は起き上がり、座位を取ることで静脈還流量を減少させて呼吸困難を軽減する姿勢を自然にとるようになります。
これが「起坐呼吸」です。

循環器内科や心臓血管外科など「心不全」患者のリハビリを経験しているセラピストは
介入時、患者に挨拶した際は(患者は寝ている)
苦しそうで「今日リハビリできないかな?」と思ったけど
いざ起きてみると呼吸困難感が軽減する
といった場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか?

これは「起坐呼吸」になります。
診てわかりやすい所見ですよね。

前述した通り、「起坐呼吸」が出現している患者では病棟での過ごし方が大事なんです。

「心不全」患者のリハビリを経験している方であれば何となくわかったのではないでしょうか?

 

 


起坐呼吸がある患者の過ごし方

「起坐呼吸」がある患者は、呼吸困難感から自然と体を起き上がらせ、座位を取るようになります。
そのため、寝たがらない傾向にあります。
それはもちろん苦しいからです。

 

しかし例外もあって、ICU、CCUなど座位になるのがそもそも大変な患者に関しては別です。
デバイス(点滴・バルーン・ドレーンなど)が多いので座位になるまでの起居動作で呼吸が苦しくなります。

病棟管理になっている患者では、夜間が問題になりそうですよね。

 

 

発作性夜間呼吸困難

就寝時には、背臥位による静脈還流量の増加に加え、交感神経刺激の減少による心機能抑制や呼吸困難中枢抑制が起きるため、呼吸困難が増悪します。


就寝後2-3時間ごろに突然苦しくなって目覚めるなんてことがよくあります。

 

眠れないことも多くなると、中にはリハビリどころではない患者もすくなくないでしょう。


リハビリセラピスト(理学療法士・作業療法士)から呼吸苦改善のため指導できること

病棟での日中は座位でいることですね。これを指導しましょう。
ICU、CCU入院患者は別!

座位そもそもが苦しくなくなったら、背もたれがある椅子、もしくは車椅子がいいでしょう。
健常人でも何時間も背もたれがない状態でいるのはつらいですからね。

夜間はbedupです。

 

Bedupは何度がいいの??

 

正直わかりません。


なぜわからないのか?というと、患者の合わせて何度がいいか評価する必要があるからです。
「○○度なら絶対起坐呼吸が出現しません。」という文献を見たことがありません。何度なら苦しくないのか実施してみて、その角度で夜間を過ごすことがベストかと思われます。

それすれば極力「発作性夜間呼吸困難」の出現は抑えられるでしょう。これを指導しましょう。

患者本人に指導することも必要ですが、「看護師」への指導も必要です。
病棟での患者管理は看護師ですからね。

 

 

 

心不全のフィジカルアセスメント⇦リンク

頸静脈怒張

臥位では健常人でも軽度の怒張があるのはご存知ですか?どういったときに起こるのか?診かたなど参考になればと思います。

浮腫

浮腫は心不全につきものです。ですが心不全ではないときも出現しますよね。その違いを理解する必要があります。
また浮腫が起こるメカニズムを理解しておくとよりよいアセスメントができるでしょう

体重増加

浮腫に似ていますが、体重増加も起こりえます。メカニズムについての理解も重要です

 

 

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図や絵で見られるのはわかりやすく愛用しています。このシリーズは擦り切れるほど見てますね。(笑)

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離床研究会が出している本ですね。これも絵や図がたくさんあって非常にわかりやすいですので、1冊持っておいてもいい本です。

 

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

★Blog名「NEXT REHABILITATION
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