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右心不全で必要となる、フィジカルアセスメントとは?

更新日:

「右心不全」の患者に対してリハビリを行ったことはありますか?
私は数えきれないほどあります。
今は内部障害の「専従」として勤務していますが、整形外科や脳外科に居たときも「心不全」が既往歴に記載がある患者を何人も見たことがあります。

皆さんもそうではないでしょうか?
虚血性心疾患は日本人の死因第2位!!!
年々上昇傾向にあると言われています。

リハビリテーションの分野では
心大血管リハビリテーション料が算定できます。
1 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)(1単位)205点
2 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅱ)(1単位)125点

心臓リハビリテーションガイドラインもあり、心臓リハビリテーションを受ける患者も年々増加傾向にあります。

そのため、心疾患を抱えた患者の病態把握が必要です。今回は、右心不全の病態とセラピストが知っておきたいフィジカルアセスメントを紹介します。

 

右心不全

右心不全は右心の機能低下により右心の拍出量低下と体静脈うっ血をきたす疾患です。
間違えてはならないのは「心不全」という言葉の意味です。皆さんは「心不全」とはよく言いますが、これは「症候」であり「疾患」ではありません。

心不全は様々な原因疾患により、心臓のポンプ機能が低下し心拍出量低下や末梢循環不全、肺や体静脈うっ血をきたします。

右心不全では、下記図のような原因で体静脈うっ血をきたします。

症状

・頸静脈怒張
・右季肋部痛
・肝胆道系酵素上昇
・食欲不振
・悪心、嘔吐
・便秘
・腹部網満感(腹水)
・肝肥大
・浮腫
・体重増加

右心不全の多くは左心不全増発します。その場合、右心不全が高度になると左心不全の肺うっ血による所見は乏しくなります。

 

 

理学療法士として、みなければいけないフィジカルアセスメント

「心不全」として、入院してきている患者であるならば、これから挙げるアセスメントの項目が増悪していないかを確認する必要があります。
ICU・HCU・CCU、病棟でも入院して1週間もたっていない患者にリハビリ介入することはざらにあります。私が現状そうです。
例えば、そういった患者は訴えがうまくできないことが多いですよね。でも症状が良くなっているのか、しっかりフィジカルアセスメントできていれば問題ありません。

厄介なのが「心不全」など心疾患で入院していない患者です。例えば「腎不全」患者は心疾患の発症が起こりやすい場合が多いです。
「今日はなんか調子が悪い」「食欲がわかない」「苦しい」など急にリハビリができない日があります。若いセラピストでは無理に介入しようとしますが、アセスメントできていないのに介入をするのはナンセンスです。

そういったときにすぐアセスメントできるか?できないかの違いが非常の大きいと思います。

 

 

 

 

 

頸静脈怒張

臥位では健常人でも軽度の怒張があるのはご存知ですか?どういったときに起こるのか?診かたなど参考になればと思います。

浮腫

浮腫は心不全につきものです。ですが心不全ではないときも出現しますよね。その違いを理解する必要があります。
また浮腫が起こるメカニズムを理解しておくとよりよいアセスメントができるでしょう

体重増加

浮腫に似ていますが、体重増加も起こりえます。メカニズムについての理解も重要です

尿量減少

尿量減少は実は左心不全症状として広く知られています。しかし、腎機能低下の合併例では右心不全十分に引き起こしかねない疾患です。
その区別も付けられると正確なアセスメントができそうですね。

 

心不全の対するフィジカルアセスメントは身に着けておく必要があります。
「リハビリ介入をしようと思ったらなんか変」
そんな時は、そう多くはありません
ですが、その時にアセスメントができるセラピストは患者の命を救います。
そう思ったら、私なら身に着けておく必要があると感じますよね。

これからも心臓疾患の患者に対するリハビリを継続していくうえで知識・技術の向上に努めていきたいと思います。

 

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離床研究会が出している本ですね。これも絵や図がたくさんあって非常にわかりやすいですので、1冊持っておいてもいい本です。

 

 

現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

★Blog名「NEXT REHABILITATION
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