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心不全徴候 心臓 知識

「尿量減少」は左心不全徴候だけど、右心不全も考えられる??

更新日:

「尿量減少」って観察しますか?
なかなかリハビリスタッフでは目が行き届かないところかもしれません。
でも「尿量減少」は腎臓機能や心臓機能をスクリーニングすることができる重要なフィジカルアセスメントの一つです。

「尿量減少」は腎臓機能が低下することによって起こることが主になります。
突き詰めていくと、恐ろしく広すぎる領域になってしまいます・・・・・・・

なので今回は、「心臓」と「尿量減少」に関して紹介していきたいと思います。

[参考文献/書籍]

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図や絵で見られるのはわかりやすく愛用しています。このシリーズは擦り切れるほど見てますね。(笑)

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離床研究会が出している本ですね。これも絵や図がたくさんあって非常にわかりやすいですので、1冊持っておいてもいい本です。

腎臓機能低下と尿量減少(簡単に)

「腎前性腎不全」という言葉をご存知でしょうか?
腎機能低下にはいくつか種類があって
腎前性・腎性・腎後性の大きく3種類に分類されます。
心不全との関係を紐解く際、「腎前性腎不全」の病態理解が非常に大切になります。
★腎不全の種類と病態

腎機能の病態と種類について解説!!

★主な原因
①脱水
②心拍出量の低下
出血・下痢・嘔吐など、なんらかの原因によって脱水が生じた際は起こりやすいです。
腎臓へ流れる血流が減少することで、腎臓機能が衰えると仕組みです。

これを理解しておくと、何となくこの先の展開がみえてたのではないでしょか?

左心不全により尿量が減少するメカニズム

まず「尿量減少」は主に「左心不全徴候」の一つです。
先ほど、「腎前性腎不全」の原因に心拍出量低下がありました。拍出量低下によって、腎臓への血流が不足し腎機能が衰えてしまうということです。

左心不全徴候として「尿量減少」が含まれるのは、これが起こってしまうからです。

左心の主な役割として、全身へ血流を運ぶことです。その左心が機能をなさない場合、腎機能は低下していき「尿量減少」が起こります。

右心不全でも尿量減少は起こる?

左心不全の場合、心機能低下が先に起こり、腎機能低下がそれに伴って悪くなる場合に起こる現象です。

逆の場合もあります。
腎機能が先に低下し、心機能がそれに伴って悪くなる場合です。この場合は「右心不全」が合併することがほとんどです。

??

混乱してきましたね。

「尿量減少」がすべて「左心不全」というわけではないんです。

なぜか?

心機能低下よりも先に腎機能が低下した場合に関しても「尿量減少」は起こります。
しかしこれは、腎臓が濾過できず「尿量減少」が起こり無駄な水分が体内に貯留している状態を指します。

汚い絵ですみません。。。

これが起こると徐々に循環血液量は増加し、心臓の対して「前負荷」が亢進していきます。
そのため、心臓に通常より多くの血液量が流れ込んできます。その分、心臓は拡張し収縮力を上げていきます。
これは繰り返されることによって心拡大が起こり「右心不全」になります。
これを「Frank-staringの法則」と言います。

まとめ

・尿量減少に気づかないセラピストが多い
・左心不全は腎前性腎不全を起こすリスクがある
・腎機能が心機能より先に悪い患者は右心不全の場合もある

正直毎日尿量ってみないですし、そのリスクが少ない患者は病棟で尿量すら測定していないこともあります。
ですが、何か怪しかったら医師・看護師に相談が必要です。
「最近息切れが多くなった」「歩く距離が少なくなった」など、心不全を疑ったら測定を依頼してみましょう。

また、なぜか尿量を測定している人もいます。それは医師が心不全の可能性も考えているということではないでしょうか?
医師の治療のすべてに意味があります。
もし、毎日尿量を測定している患者がいたら、心機能低下のリスクはないか探してみましょう。

心不全徴候のリンク

「尿量減少」には多くの疾患が隠れています。そのため、尿量だけでは判断できないことがたくさんあります。

そのほかの心不全徴候もアセスメントできるとよりよいセラピストを目指せることでしょう。

右心不全で必要となる、フィジカルアセスメントとは?

●頸静脈怒張

1週間に2-3kgも「体重増加」したら心不全!体重からわかるアセスメント

浮腫

リハビリ向け!左心不全を見分けるアセスメント項目はなんだ?

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