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腎不全・透析患者への就労の課題と腎臓リハビリテーションの必要性

投稿日:

こんにちは。yo-chanです。

腎不全患者の就労に対する課題は非常に多いです。
社会的背景から腎臓リハビリテーションの必要性を明らかにしたいと思います。

 

 

 

透析患者の社会復帰・就労・雇用には留意点が多い

同じ透析治療でも、腹膜透析治療とそれ以外の血液透析とでは治療に要する時間が大きく異なります。
腹膜透析以外の透析治療には、1回あたり5時間程度の透析が週3回必要です。

これに反映して、腎機能障害の1級では、週2-3回の治療のために早退や時間内通院、透析日の残表免除、フレックスタイム、短時間勤務、重労働を避けることが必要になります。
また、時間外労働や夜勤を制限するなどの配慮が行われている状況です。

事業所への産業医・産業保健師の配置などの配慮を実施している企業も出てきています。

一方、腹膜透析患者では、腹部の屈伸や圧迫、腹筋の頻用を要する職業は適さないものの、時間の制限は少なくなります。
本人のより1日3-4回の短時間の操作が必要なだけで済みます。
腹膜透析の配慮として、昼休みなどに30-40分、腹膜透析の処置を行う時間と場所を確保することが必要になる程度です。

 

 

 

 

 

透析患者の社会復帰・就労・雇用は不十分である

透析療法の発達に伴い、透析患者でも社会復帰が十分可能になっています。健常者と比べ体力的に劣る点はあっても、大きな合併症がなければ健常者と対等に仕事をすることができ、その人なりの社会生活を送ることもできます。
それゆえ、透析患者の就労・雇用の確保は日常生活にとって重要な課題です。

全国腎臓病協会の調査では、収入のある仕事についた就労者は、
全年齢層の男性で41%、女性で17.3%
・・・・

男性の就労している割合は1986年からの調査で減少傾向であるとのこと。
このうち、稼働年齢と言われる65歳未満の就労者
男性56.4%、女性21.2%
・・・
女性の場合は、「家事・家事手伝い」が労働形態として多いのが特徴であり、これを就労に含めれば、ほぼ男性に近い就労率のレベルとなります。
透析患者の就労率は「1級の身体障害者」の中では高いものの、その就労による年間の収入は非常に低い。
国民の平均の所得金額を下回る年収200万以下の就労者
男性35.5%、女性65.1%です。

透析は終生にわたる治療が必要な上に医療費も高額となるため、透析患者にとっては医療費や生活費など経済的不安を抱くことが多くなってきます。

非就労者が仕事していない主な理由として
「仕事に就きたいと思うが、仕事に就けないでいる」
と回答した割合は男性で47.3%、女性37.7%でした。

仕事に就けなでいる最大の理由として、65歳未満の男性では「体調が悪い」や「職を探しているが、自分に適した職場がない」が多く
65歳未満の女性では「体調が悪い」や「家庭の事情」が多くなっています。

有職者の職業階層で比較的多くを占めていたのが、男性では「公務員以外の正規社員」「商工・サービス業の自営業者または家族従業員」で
女性では「パート・アルバイト」と「商工・サービス業の自営業者または家族従業員」が多くなっています。

 

 

 

 

透析患者の社会復帰・就労・雇用に影響する要因は多い

就労・雇用の影響を与える要因は、社会的、身体的、精神的の3つに分けられます。

社会的要因
会社での解雇・再就職の困難さ、給与の減額、地位の凍結、経済的不安、通院時の送迎問題などがあります。
今日では、職場の理解により腎不全期の失業が比較的帽子されていること、夜間透析が普及してきたこと、身体障害者雇用促進法による支援などにより離職率の低下が吐かれている一方、不況そのものによるリストラという新たな問題が起きている状況です。

最も有効な就労の確保は従来の就労を継続することであり、透析前腎不全保存療法期から患者指導や支援体制が重要と考えられます。

身体的要因
ブラットアクセス、運動耐容能低下、高齢化、貧血、糖尿病合併症、透析療法合併症などがあります。

精神的要因
長期延命の不安、死の恐怖、合併症やシャントトラブルの心配、医療スタッフとの人間関係、家庭や社会からの孤立感、家族に対する役割、生きがいや意欲の喪失、通院に対する時間的・身体的・経済的不安、加齢による要介護への不安などがあります。

 

 

 

 

透析患者への腎臓リハの普及が課題

透析の最中に下肢エルゴメーターなどの運動療法を行うようになっている。透析中に運動を行うことで蛋白同化が促進され、またリンなどの老廃物を透析除去効率が高まり、1回の透析時間を4時間から5時間にしたのと同じ効果があると言われています。
透析までに至らない患者においても、これまで過激な運動によって腎機能が急速に悪化した例も少なくなく、運動が制限される場合が多かった。しかし、透析に入る前のCKD患者においても、適度な運動は、腎機能に悪影響を及ばさずに、運動耐容能やQOLの向上、また糖や脂質代謝ン改善などのメリットをもたらす可能性があるという報告や、低たんぱく摂取によってもたんぱく異化を防止するという報告がなされており、腎障害患者の活動を過度に制限すべきでないことが示唆されています。

すなわち、運動が、透析導入に至らない腎機能障害が有する問題に対する治療の選択肢の1つとして期待を集めており、リハ対象者が増加する可能性が高いと言われています。

 

 

 

 

 

 

腎リハ普及のための取り組みが必要な課題

1)リハの参加率向上への対策
1)リハの重要性を患者·医療従事者に十分に認識させる
リハは個別的かつ包括的で,患者の状態に応じたきめ
細かいメニュー作成·指導
時間的·経済的·内容的にもっと魅力的なプログラム
·システムの作成
リハ施設基準の緩和2)リハのコンプライアンス向上への対策
リハは個別的かつ包括的で,患者の状態に応じたきめ
細かいメニュー作成·指導
外来通院型リハプログラムの作成
短期入院型包括的リハプログラムの作成
在宅リハとインターネット利用プログラムの作成
リハの重要性を患者·医療従事者に十分に認識させる3)リハ期間·頻度の最適化への対策
リハは個別的かつ包括的で,患者の状態に応じたきめ
細かいメニュー作成·指導
リハの患者選択·リスクの層別化と費用効果分析

4)リハ運営主体の再検討
リハは個別的かつ包括的で,患者の状態に応じたきめ
細かいメニュー作成·指導
リハ施設基準の緩和
リハの患者選択·リスクの層別化と費用効果分析
NPO法人による医療保険外の運営
「腎臓リハ指導士」(仮称)などの専門家の養成·活用
法の検討

5)内部疾患患者の高齢化,重複障害化への対策
リハは個別的かつ包括的で,患者の状態に応じたきめ
細かいメニュー作成·指導
リハ医と透析医,理学療法士などリハスタッフとの協
力体制のより緊密な構築
リハの重要性を患者·医療従事者に十分に認識させる

 

 


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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。埼玉県の専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

私はおじいちゃんが野球をやっていたことを「きっかけ」に8歳から18歳までの10年間、野球に没頭してきました。

そんなおじいちゃんが17歳の時、脳梗塞で入院したことを「きっかけ」に理学療法士の存在をしり、目指すことにしました。

おじいちゃんと同じように、生活に困っている方にリハビリを提要している理学療法士の皆さん、また目指している学生さんに、そして、作業療法士、言語聴覚士のみなさんに

「きっかけ」をあたえられればと思いblogを開設いたしました。

未熟者ですが、皆さんを意見交換が出来れば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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