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ICU OT 知識

ICU(集中治療)のおける作業療法士の役割とは?

投稿日:

こんにちは。yo-chanです。

ICUでの超急性期リハはADL能力を向上させるためには
作業療法士の役割が非常に重要です。

うちのICUにも作業療法士の介入がありますが
これと言って、作業療法士らしさが発揮できていないような気がしていました。。。。。。

 

 

 

 

 

 

 

指導するにも、作業療法士のICUでの役割が私にものいまいち理解がでいていない現状にあります。
そこで今回は、ICUでの作業療法士の役割を調べてみました。

 

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まずはICUの理解

ICUにおいて厳密な医学管理が必要である重症患者においても、超急性期よりリハを開始することは重要です。
そして、 ICUでの超急性期リハの重要性を広く認識してもらうためには、その効果を客観的に評価し有効性と安全性を実証することが必要。

 

しかし、ICU管理の対象となる患者は
脳卒中や脊髄損傷などの中枢神経系の疾患
重篤な肺炎や急性心不全などの呼吸循環系の疾患
高侵襲の外科手術後
など多岐に渡っています。

 

このため、個々の疾患における意識レベルや麻痺の評価、呼吸機能や心機能の評価では
ICUでの超急性期リハの効果を広く客観的に評価するのは難しいといえます。

 

 

一方、常生活動作(ADL)は、「1人の人間が独立して生活するために行う、毎日くり返される基本的な、一連の身体動作」
であるため、ADL評価はすべてのリハ対象者に対しリハの有効性を評価するために使用可能で、
つまり、ICUでの超急性期リハの効果を評価し、その有効性を示すものとしてADL評価は有益です。

 

また、急性期病院におけるリハの大きな役割の1つとして、治療必要期間を短縮し在院日数を短縮することがある急性期リハの効果を示すために在院日数を評価することは重要だが、在院日数を短縮するためにはADL能力の早期向上が必要であることは言うまでもない。
それにはICU管理中より理学療法士のみでなく作業療法士によるADL能力に焦点をあてたアプローチも重要です。

 

 

 

 

ICUでのADL能力向上の実際

患者の離床を進める

ICU管理中の患者は、人工呼吸管理下で鎮静を行われている患者も多く、離床や運動が制限され安静臥床を強いられている場合が多くあります。
しかしながら、このような状態が続くと心肺機能や抗重力筋筋力低下などのさまざまな二次的障害を起こるリスクがあります。

心肺機能を示す最大酸素摂取量は、健常若年男性においても20日間の臥床で28 %低下することが報告されてます。
また、安静臥床を続ける1日あたり1~1.5%の筋力が低下することも報告されています。

 

 

 

 

 

 

このような心肺機能や筋力の低下は、疾患に伴う麻痺などの障害がない患者においてもADL能力低下の原因となりえます。
ADL能力の維持や改善は作業療法士の重要な役割であり、
作業療法士は、まずICU患者に対し心肺機能や筋力の低下予防のために理学療法士と協力し患者の離床を進めることが重要である。
言い換えれば、ADL能力改善のためには作業療法士であっても超急性期よりリハに介入し、患者の離床に取り組まなければならない。

 

 

 

 

 

たとえ人工呼吸管理中であっても呼吸循環状態が安定しており、外傷後の骨折などで抗重力負荷をかけられない場合を除けば、投薬による鎮静を解除し離床することが可能である安全管理という面に関しても、ICUでは各種モニター管理が行われているため、常に全身状態をチェックしながら離床を進められ、病状の変化にもすぐに対応が可能である。

さらに、上肢エルゴメータなどを利用することにより、ベッド上であっても運動量を増やすことが可能です。
早期離床と運動負荷を行うことにより、心肺能力や筋力が増加し、運動による換気回数の上昇に伴い呼吸筋筋力の向上にもつながり排痰を促進し人工呼吸器の早期離脱も可能になります。

また、離床し坐位や立位負荷をかけることは、意識障害を伴う患者の意識の賦活にもつながります。
このように、超急性期から心肺能力や上肢筋力低下の予防·改善をはかることで、人工吸器離脱後に車いす坐位の耐久性が保たれます

また、上肢筋力が維持されていることにより、食事や整容といったADI、能力の維持にもつながります。

 

 

 

 

ベッド周囲のADL環境の整備

ICU管理中から機器を使用したベッド周囲におけるADL環境の整備を行うことも重要です。
具体的には、声を出すことができない人工呼吸管理中の患者には、コミュニケーションボードなどのコミュニケーション機器の導入、頸髄損傷などでボタン操作ができず通常のナースコールが使用できない患者には、残存機能で使用可能なナースコールの作製などを行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ICU管理中であっても環境整備を行うことは、ADL能力向上につながるのみでなく、患者自身の判断や選択による活動時間を増やすことになり、ストレスの軽減やせん妄の防止など精神面に対するサポートにもなりえます。

 

 

 

 

以上のように、ICUへの入室直後より、ADL能力向上に焦点を当てた作業療法士がリハに介入することは非常に重要である。
そして、作業療法士はICU管理中の超急性期より患者の状態の変化を日々評価し、一般病棟に移った後も変化に対応したアプローチを一貫して継続していかなければならなりません。
また、社会背景や病前ADLなどの情報を考慮し、急性期よりADL能力改善の明確な目標をたて、身体能力の改善に取り組んでいくことが重要です。
ただし、早期にADL能力向上を円滑に進めていくためには、作業療法士のみではなく医師·看護師·理学療法士、医療ソーシャルワーカーなど多職種で協力し、急性期からADL能力向上への対応を進め、家族への働きかけも含め集学的にアプローチしていくことが必要になります。

 

 

 

 

 

 

 


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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。埼玉県の専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

私はおじいちゃんが野球をやっていたことを「きっかけ」に8歳から18歳までの10年間、野球に没頭してきました。

そんなおじいちゃんが17歳の時、脳梗塞で入院したことを「きっかけ」に理学療法士の存在をしり、目指すことにしました。

おじいちゃんと同じように、生活に困っている方にリハビリを提要している理学療法士の皆さん、また目指している学生さんに、そして、作業療法士、言語聴覚士のみなさんに

「きっかけ」をあたえられればと思いblogを開設いたしました。

未熟者ですが、皆さんを意見交換が出来れば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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