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心不全徴候 心臓 知識

心不全徴候 ~頸静脈怒張について~

更新日:

こんにちは。yo-chanです。

心不全徴候シリーズでも勉強しようと思います。

まずは、「頸静脈怒張」です。

心不全の急性期で入院してきた患者は医師の治療により日々体調が変化していきます。
そのため、今の心臓の状態を確認するためには、アセスメント(身体的評価)が必要です。

心不全を評価するうえで代表的なアセスメントとして用いられるのがこの「頸静脈怒張」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頸静脈怒張の病態

右心系の異常を反映させます。頸静脈怒張以外の【右心不全で必要となる、フィジカルアセスメントとは?】はこちら!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確認方法
bedup45°以上で確認
・外頸静脈はベッド上臥床の状態だと健常人でも出現します。
そのため、bedup45°以上で確認しなければ意味がありませんので注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★座位で確認
・座位での頸静脈怒張は右心不全や右心への還流障害による静脈圧の上昇を意味します。

 

 

見られる疾患
三尖弁狭窄症(TS)
*合併するほかの弁膜症状に右心不全症状が加わる
三尖弁閉鎖不全症(TR)
*右房圧・右房容量の負荷による
心タンポナーデ
*右室の拡張障害
収縮性心膜炎
*右室の拡張が障害されることによる
上大静脈症候群
*上半身のみに限局したうっ血・浮腫が生じる

 

 

Kussmaul徴候

・通常、頸静脈怒張においては、吸気時右心への静脈還流が増加するため、頸静脈怒張は軽減します。
右心拡張障害がある場合、増加した静脈還流が停滞するため、むしろ吸気時に怒張は増加します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝頸静脈逆流(hepatojugular-reflux)と肝肥大

・静脈圧が高いと肝うっ血をきたし、肝臓の位置を押すと静脈圧がさらに高まるために頸静脈の怒張が増強します。
これを肝頸静脈逆流といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝肥大(肝腫大)
その名の通り肝臓が正常よりも大きく肥大してしまうことです。
正常な肝臓の場合、肝臓の下端は右肋骨縁と重なりますが、肝肥大になると肋骨縁よりも下まで肝臓が下がってきますので、肝臓を直接触診することができます。
右心不全になると前述している通り、右心室→右心房→上・下大静脈の順で血液の渋滞が起こってしまいます。

肝臓は下大静脈へ血液を流入しますが、下大静脈が渋滞すると静脈血を流入させることができず、肝臓に血液が滞ることでパンパンに肥大してしまうのです

 

頸動脈怒張は心臓のフィジカルアセスメントの一つです。
循環動態を把握するために、重要です。

 

 

元々、怒張がある方もいらっしゃいます。
ある。ない。

ではなく、

bedup45° or 座位で怒張の度合いを評価
良くなってる。悪くなっている。
というような評価ができるとより良いと思います。

 

 

心不全徴候リンク

頸静脈怒張は心不全のアセスメントとして非常に信ぴょう性の高いものとなります。しかし、頸静脈怒張だけでは心不全の判断はできかねます。
そのため、頸静脈怒張以外の「ほかの心不全徴候」も診れるようになることが望ましいですね

右心不全で必要となる、フィジカルアセスメントとは?


 

 

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感想(2件)

病気が見えるシリーズは非常に使いやすく、便利です。
絵や図も多く、視覚的にも異常に病態を理解しやすくなっています。

 

*下記リンクから他の理学療法士・作業療法士さんが書いたblogを見ることができます。
チェックしてみてください!!


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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

★Blog名「NEXT REHABILITATION
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