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栄養 知識

リハ×栄養の概要 ~計算式を用いて~

投稿日:

こんにちは。yo-chanです。

リハビリ×栄養
多分、僕の中で最も難しい分野だと感じています。

皆さんもきっとそうでしょう。
栄養って正直全然わからないんです。

分からないんですけど、私なりに少しだけ紹介したいと思います。

 

 

 

リハ栄養

リハ栄養という言葉があります。
国際生活分類(ICF)ICFによる全人的評価と、栄養障害、サルコペニア、栄養素摂取の過不足の有無と原因の評価、診断、ゴール設定を行ったうえで、障碍者やフレイル高齢者の栄養状態やサルコペニア、栄養素摂取、フレイルを改善し、機能・活動・参加、QOLを最大源高める「リハからみた栄養管理」や「栄養からみたリハ」のことを言います。

 

 

 

リハ栄養の診断

①飢餓 *炎症を伴わない・CRP‐の場合
★状態
エネルギー消費量がエネルギー摂取量を超えている状態です。

★栄養管理
*攻めの栄養管理
廃用性筋委縮予防の離床、2-3メッツ程度の日常生活活動をしていく必要があります。

3メッツの負荷は・・
50Wのエルゴメーター、散歩、掃除機をかける、家の掃掃除
スポーツではボーリングや打ちっぱなしゴルフなどが当てはまります。

 

 

 

②侵襲 *中等度‐高度の炎症 CRP+++
★状態
手術、外傷、骨折、感染症など急性肺炎のためのエネルギー消費量+++

★栄養管理
異化期:原因疾患の治療を優先
同化期:攻めの栄養管理

機能維持、廃用性症候群予防の離床、2-3メッツ程度の日常生活活動が必要です。
同化期は機能改善を目標にしていきます。

 

*ムーアの分類
侵襲による生体反応をまとめたものにムーアの分類というものがあります。

第Ⅰ相(異化期・急性傷害相) 術後2~4日間
侵襲による生体反応で示したように、高血糖や水分貯留、成長ホルモンの亢進、尿細管での水分吸収促進、サードスペースへの水分貯留、筋タンパクの分解、脂肪の分解促進、糖新生亢進などが起こります。

第Ⅱ相(異化~同化期・転換相) 術後3~5日目に始まり、1~3日間持続
神経内分泌反応は鎮静化に向かい、水・電解質平衡が正常化していく時期です。手術侵襲が過大であれば、転換期の発来は遅延し、異化期(第Ⅰ相)は遷延することとなります。ADHやアルドステロンによって体内の第3腔に貯留していた水分が体循環系へ戻り、ナトリウム(Na)と過剰な水分は尿となって排出されます。

第Ⅲ相(同化期・回復相) 術後6日~数週間
タンパク質代謝が同化傾向となり、筋タンパク質が回復する時期です。
一般的には手術後1週間前後から始まり,手術侵襲の程度にもよるが2~5週間持続します。創傷治癒機構が促進されます
第Ⅳ相(脂肪蓄積期・脂肪増加相)第Ⅲ相から数か月
筋タンパク質の合成(筋肉の再生)が進むとともに、脂肪が蓄積されていきます。

 

 

 

③悪液質 *軽度‐中等度の炎症 CRP+‐+++
★状態
がん、COPD、慢性心不全、慢性腎不全、慢性肝不全など慢性炎症によるエネルギー消費量が増加している状態。

★栄養管理
栄養療法単独による改善は困難です。
栄養、薬剤、運動を併用していきます。

飢餓状態の合併がなければ積極的にリハビリが可能です。
低‐中負荷の有酸素運動やレジスタンス運動をしていきます。

 

 

 

基礎エネルギー量とエネルギー必要量

基礎エネルギー量をBEEと言います。
生命維持のために生理機能・代謝機能に必要なエネルギー、呼吸、循環、体温維持・調節等に消費されるエネルギーのことです。

 

 

Harris-Benedict(ハリス・ベネティクト)の式

基礎エネルギー量(BEE)を算出する際に用いられる代表的な計算式になります。

男性の基礎代謝量=66.5+(13.75×体重)+(5.003×身長)−(6.775×年齢)
女性の基礎代謝量=655.1+(9.563×体重)+(1.850×身長)−(4.676×年齢)
(単位: 体重kg 、身長cm)

*体重は現体重を使用して算出しますが、”肥満”の方は調整体重を使用します。

{肥満度(%)=現体重kg/標準体重kg×100}
{標準体重㎏=(身長m)二乗×22}
{調整体重=(現体重㎏‐標準体重㎏)×0.25+標準体重㎏}

自動計算ツール

 

エネルギー必要量をTEEと言います。
その計算式は
BEE×活動係数×ストレス係数
になります

 

*活動係数(AF)
寝たきり(意識障害、JCS2~3桁) 1.0
寝たきり(覚醒、JSX1桁)    1.1
ベッド上安静          1.2
ベッドサイドリハビリテーション 1.2~1.4
ベッド外活動          1.3
機能訓練室でのリハビリテーション1.3~2.0
軽労働             1.5
中~重労働            1.7~2.0*ストレス係数(SF)
術後3日間:手術の侵襲度によって1.1~1.8
骨折             1.1~1.3
褥瘡             1.1~1.6
感染症            1.1~1.5
熱傷:深達度と面積によって  1.2~2.0

今回は以上です。
リハ栄養の概要とエネルギー計算の方法をお示ししました。

これを使って根拠のある、リハビリ負荷を考えられたらいいですね。

 

 


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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。埼玉県の専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

私はおじいちゃんが野球をやっていたことを「きっかけ」に8歳から18歳までの10年間、野球に没頭してきました。

そんなおじいちゃんが17歳の時、脳梗塞で入院したことを「きっかけ」に理学療法士の存在をしり、目指すことにしました。

おじいちゃんと同じように、生活に困っている方にリハビリを提要している理学療法士の皆さん、また目指している学生さんに、そして、作業療法士、言語聴覚士のみなさんに

「きっかけ」をあたえられればと思いblogを開設いたしました。

未熟者ですが、皆さんを意見交換が出来れば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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