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知識 高齢者

高齢者にみられる疾患と廃用症候群

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こんにちは。yo-chanです。

 

廃用症候群という言葉は、内部障害分野において聞き飽きるほどよく聞く言葉になっています。
今回は、廃用症候群について簡単に述べてみようと思います。

 

廃用症候群(disuse syndrome)は,
「身体の低・不活動状態の結果,精神を含めた全身諸臓器に続発する二次的障害の総称」と定義されています。

筋骨格系にとどまらず
循環器系
呼吸器系
内分泌
腎機能
自律神経系
精神症状

にまで及ぶ多種多様な全身の諸症状の総称をいいます。

 

 

 

 

廃用症候群の病態

廃用症候群は明確な基準や分類がありまん。そのため、不動により起こる実際を紹介します。

 

筋力低下

 

廃用性筋萎縮は不動による筋タンパク質の合成低下分解充進により生ます.

安静臥床を続けると

1~3%/日
10~15%/週
割合で筋力低下が起こり
3~5週で約50%に低下する

といわれています.

廃用性筋萎縮では視覚的変化と質的変化が見られます。
視覚的変化筋自体の萎縮です。

 

質的変化は,
横断面積の低下
質量の低下
筋線維の速筋

遅筋型のタイプ1線維が優位に萎縮し速筋優位になる
などが認められます,

 

速筋線維は解糖系酵素活性が高く収縮速度は速いが,無酸素状態の代謝に依存しており疲労しやすい
主に遅筋によって構成されている抗重力筋が速筋化することにより,姿勢保持能力の低下を招き,さらに低・不活動状態を悪化させるという悪循環が起こることが考えられる.

 

 

骨萎縮

低・不活動状態による骨形成の低下と骨吸収の元進が起こります。

メカニカルストレスは骨芽細胞による
骨形成を促進するとともに破骨細胞性骨吸収を抑制して骨の形態を維持しています.

不動によって骨に加わるメカニカルストレスが減弱します。
すると骨塩量と骨密度が低下

骨密度と骨塩量は
骨強度の75~80%を規定します。

骨密度が低下

骨からのカルシウム排出が増加

高カルシウム血症

尿中へのカルシウムの排出が増加

というメカニズムです。

 

 

循環器系

1)運動耐用能の低下
循環機能として酸素運搬機能に低・不活動が影響すると,
全身持久力低下による易疲労性が生じます。

2)起立性低血圧

低・不活動による循環血液量低下と血管運動調節機能障害,心筋機能の低下によって生じます

3)静脈血栓
下肢筋群の筋収縮ポンプ作用の減少により,血流の停滞循環血漿量の減少が起こり,血液凝固作用を充進させ,静脈血栓が生じます,

呼吸器系
★換気障害・沈下性肺炎
横隔膜や肋間筋の筋力低下&胸郭の可動性低下

肺活量減少
最大換気量減少
換気拡散比の不均衡
咳鰍力低下

などが起こります.

 

安静臥床が続くと・・・・
重力によって細気管支のより背側に粘液が貯留し,
気管支線毛の浄化機能が損傷され,
沈下性肺炎や細菌感染の発生リスクが高くなります。

 

 

消化器系

低・不活動による交感神経系充進の結果,
腸管の蠕動運動が低下
括約筋収縮の増大により栄養吸収率の低下から
低栄養,体重減少,便秘が起こります.

 

 

泌尿器系

★尿路結石・尿路感染
低・不活動による骨吸収の増加

尿中へのカルシウム排泄が増加すると尿路結石が生じやすくなします.
また,尿路結石があると細菌が増殖しやすくなり尿路感染症の原因となります.

 

 

代謝・内分泌系

安静臥床によって窒素平衡は負になる.
また骨吸収の増加による高カルシウム血症に伴って副甲状腺ホルモンの上昇がみられる.
不活動は,インスリン受容体の数や親和性を減少させ,耐糖能異常の原因となる.

 

 

皮膚

臥床や不適切な坐位姿勢による不適切な皮膚圧迫の持続は褥瘡の原因となる.

 

 

精神・神経系

低・不活動による
身体活動量の低下感覚入力の減少
人との交流の減少によって社会的孤立感が増すと
意欲低下,うつ,感覚鈍麻など知的機能の低下が起こり,認知症へと移行しやすくなる.

 


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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。埼玉県の専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

私はおじいちゃんが野球をやっていたことを「きっかけ」に8歳から18歳までの10年間、野球に没頭してきました。

そんなおじいちゃんが17歳の時、脳梗塞で入院したことを「きっかけ」に理学療法士の存在をしり、目指すことにしました。

おじいちゃんと同じように、生活に困っている方にリハビリを提要している理学療法士の皆さん、また目指している学生さんに、そして、作業療法士、言語聴覚士のみなさんに

「きっかけ」をあたえられればと思いblogを開設いたしました。

未熟者ですが、皆さんを意見交換が出来れば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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