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呼吸 知識 聴診

呼吸音を聴診してフィジカルアセスメントの質向上を目指そう!

更新日:

こんにちは。yo-chanです。

本日は「聴診」について再確認しようと思います。

幼いことに健康診断で「聴診」をすると思います。

そのため、医師・看護師の聴診にイメージはしやすいですが、
理学療法士も聴診します。

とくに呼吸器疾患の患者に対して「聴診」します。

では、何をポイントに「聴診」すればよいのか、おさらいしましょう。

聴診の目的

聴診は、呼吸療法におけるフィジカルアセスメントの中のフィジカルイグザム(視診・触診・打診・聴診)の1つです。

呼吸音の聴診は、肺に起こっている現象をリアルタイムに把握することができ、換気状態や気道の状態(痰の貯留や閉塞等)の確認に有効です。

なぜ、聴診するのかというと・・・・

①換気の状態
②気道の狭窄
③分泌物の貯留

の有無を確認することが一般的と言われます。

聴診部位

図1

図2

図3

図1-3に肺の解剖を載せました。

国家試験でさんざんやったのに・・・・・
まったく覚えられないですよね。。。。

肺区域は患者に対して、聴診をたくさん経験することである程度覚えられます。

なのでたくさん経験しましょう
経験値が大切です。

さっそく聴診部位ですが、下記図を参照ください。

気管支呼吸音から確認するのがセオリーです

正常な呼吸音

①気管呼吸音

*発生機序:空気の流出入による乱気流にって音聞こえます。

・呼気の音が長くおおきくなります
・吸気を呼気の間位で音が途切れる特徴を持ちます
・呼吸器、呼気ともに呼吸音が聞こえます

②気管支呼吸音

*発生機序:空気の流出入による乱気流にって音聞こえます。

・吸気、呼気ともに大きい音が聞こえます
・吸気と呼気の間で音が途切れます

③気管支肺胞呼吸音

*発生機序:空気の流出入による乱気流にって音聞こえます。

・気管支呼吸音と肺胞呼吸音の中間的な性質を持ちます
・吸気と呼気が連続して聞こえます

④肺胞呼吸音

*発生機序:より太い気道で発生した音の振動が胸壁に伝搬します

・吸気全体と呼気の初期のみで聞こえます
・吸気と呼気が連続して聞こえます
・呼気末梢があまり聞こえなくなります

☆ポイント
末梢肺野(肺胞呼吸音領域)では、呼気の呼吸音はあまり聴取されないのが正常です。肺炎などにより肺の含気が減少すると、肺実質の音の伝搬が亢進し、末梢でも呼吸音が聴取されることがあります。

異常な呼吸音

☆連続性ラ音

上記図は連続性ラ音の異常呼吸音を現した図です。

*特徴

・連続性ラ音とは、ある一定時間以上の持続するラ音のことを指します
・基本的には気道狭窄によって起こると考えられています
・疾患を推定する際には、音の高さと数が重要です

*発生機序
気道が炎症、腫瘍、分泌物などの影響により狭窄

狭窄により起きた乱気流で気道壁が振動すると連続性のラ音が生じる

いびき音(低音連続性ラ音:rhonchi)

連続性ラ音には種類があります。
一つがこの
いびき音です。
低音の連続性ラ音で、rhonchi:ロンカイ とも言います。

機序
太い気道にて狭窄が起こることで、低音のラ音が聴取できます。

主な疾患
COPD、気管支拡張症などが有名です。

笛音(高音連続性ラ音:wheeze)

もうひとが笛音です
高音連続性ラ音でwheeze:ウィーズ とも言います

機序
高音ですので、細い気道で狭窄が起こります

主な疾患
気管支喘息が有名です。

☆断続性ラ音

上記図は断続性ラ音の異常呼吸音を現した図です。

*特徴

・断続性ラ音た持続時間の短い不連続なラ音です。
・断続性ラ音はcrackle(クラックル)と表現され、捻髪音と水横音があります。

捻髪音

捻髪音はfine crackle(ファイン クラックル)と言います。


*機序

・肺間質の肥厚のより閉じやすく開きにくい(コンプライアンス低下した)肺胞が開きます。
・吸気時に供給内圧の陰圧が強くなり、正常な肺胞が開いた後で、一気に障害された肺胞が開いた状態です。

加齢による高齢者の呼吸機能
↑コンプライアンス低下に関する詳細

*主な疾患
間質性肺炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、初期肺炎など

水泡音

水泡音はcoarse crackle(コース クラックル)と言います。


*機序

・気道内に体液膜様物があり、呼吸に伴って破裂する。

*主な疾患
ADRS、肺水腫、肺炎、気管支拡張症など

聴診で覚えることはたくさんありますが、経験がものを言います。

聴診の中には、「無気肺」によって全く音が聞こえないときもあります。【無気肺と呼吸リハビリテーション】はこちら!

聴診の質を向上させるためには、経験を積むしかありません!多くの患者さんの聴診を行って、フィジカルアセスメントの質を上げましょう。

*下記リンクから他の理学療法士・作業療法士さんが書いたblogを見ることができます。
チェックしてみてください!!


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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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