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知識 血圧

リハビリ中の血圧低下で意識障害はなんで起こるの?

投稿日:

こんにちは。yo-chanです。

 

リハビリ中の血圧変動は多く見らえます。

 

さらに、血圧変動によって状態が変わってしてしまうことがあります。

 

とくに血圧低下が起こり、冷や汗をかいた記憶が何度かあります。

 

 

血圧低下でおこりやすい症状として

 

「意識消失」

「嘔吐」

 

ですよね。

 

 

今回は血圧低下によって「意識消失」が起こってしまう機序について理解し、リスク管理をしたうえでリハビリを実施することが重要です。

*嘔吐に関しては後に報告させていただきます

 

 

そのためには、まず血圧変動が起こる機序も理解しておく必要があります。

 

 

血圧とは

心拍出量×末梢血管抵抗

で計算し算出します。

 

心拍出量は約1分に5L排出されます。

心拍出量は心拍数×1回拍出量(70ml)で計算されます。

 

血圧を決める因子として、循環調節機構と神経系の調整で行われます。

 

循環調節機構

循環系のホメオスタシスは、血圧を一定に保ち各臓器への血流配分を一定に保ちます。

そのために、自律神経による神経性の調節、ホルモンなど液性因子による液性調整が関与します。

 

 

 

神経系の調整

化学受容器・圧受容器・浸透圧受容器が血行動態をモニタリングし、変化が起こったときに神経性調整・液性調整を作動させます。

 

 

圧受容器は「頸動脈洞」「大動脈弓」にあります。

 

 

 

 

調節に伴う時間

☆短期の調節系(秒)
・圧受容器・化学受容器の反応

 

 

 

☆中期の調節系(分~時間)
・動脈壁の緊張・弛緩(自律神経)
・レニン・アンデオテンシン性血管収縮(腎臓)
RAA系

・毛細血管内外での体液移動

 

 


☆長期の調節系(数時間)

・腎臓による体液量調整
・RAA系
・バゾプレシン(腎臓)

 

 

血圧低下

血圧低下のリスクをして上がってくるのもが

「意識消失」

「嘔吐」

が代表的です。

 

 

意識消失・失神

失神は一次的に意識を失うもので、虚脱との言われ、ショック状態の一つでもあります。

 

意識障害と失神の種類として以下に示します。

 

  1. 血管・迷走神経性
  2. 体位性
  3. 排尿性
  4. 頸動脈洞性
  5. 嚥下性
  6. 咳嗽性
  7. 労作性
  8. 神経心臓性

 

 

血管・迷走神経性

末梢血管または心臓の異常のため脳血流不足によるものです。

 

迷走神経反射とは

迷走神経は下部延髄に起こり(終わり)、各臓器に広く分布する多数の枝を延ばす。首から腹(消化器における下端は横行結腸右1/3)までのほとんど全ての内臓の運動神経と副交感性の知覚神経が迷走神経の支配である。機能的には心拍数の調整、胃腸の蠕動運動、発汗や発話、頚動脈小体における血中ガス分圧の感知、外耳道の体性感覚等に関与する。

↑Wikipediaよる

 

 

なんらかの原因により、迷走神経(副交感神経)の低活動による意識障害です。

自律神経は本来、交感神経と副交感神経の拮抗作用が働きます。これにより、血圧を常に安定し続けることが可能ですが、迷走神経や自律神経系になんらかの障害が起こることで血圧が低下し、意識障害に陥ることが考えられます。

 

 

 

 

 

*リハビリ中に起きたとき

原因は脳血流の低下です。出来れば足を少し高くして、脳に血を送りやすくしてあげましょう。

また血流が弱くなっていますので温めてあげて、血行を良くしてあげることも有効です。

最も重要な対処法で覚えておきたいことは慌てないことです。基本的にはこの迷走神経反射での失神やたちくらみはしばらく安静にする事で多くの場合は回復していきます。

周囲が慌てて騒いでしまったら余計に患者にはストレスになってしまって休むことが出来ませんので、落ち着いて安心して休める環境を整えてあげることが重要になります。

 

 

体位性

いわゆる起立性低血圧です。

 

上記図のように自律神経系に問題がなければ、圧受容器が血圧低下を感知したのち、

心拍数上昇と末梢血管の収縮によって血圧を保つようには働きます。

 

 

 

ですが、自律神経に問題が生じている場合

 

起立による血液の移動に対する自律神経の反応がない、もしくわ遅れるため、心拍数上昇と末梢血管の収縮が障害されてしまうことで起立性低血圧が起こると考えらえます。

 

 

 

 

排尿性

排尿時に起こる意識消失として考えられるのは

体尿による「反射性徐脈」です。

 

 

排尿と自律神経の関係性について解説します。

*畜尿時

①膀胱が伸展されると感覚神経による中枢(大脳)へ伝えられます

②普段は大脳のより橋の排尿中枢は抑制されています

③排尿中枢の抑制により排尿反射は起こりません

④副交感神経は抑制され、膀胱は弛緩します

⑤膀胱の伸展刺激により交感神経、陰部神経は興奮し、尿道は収縮します。

 

 

 

*排尿期

①膀胱に十分量の尿がたまると、尿意が知覚されます。

②大脳が排尿を決意すると、排尿中枢への抑制が解除されます。

③排尿中枢は排尿反射として副交感神経を興奮させると同時に、交感神経、陰部神経を抑制します。

④副交感神経の興奮により、膀胱は収縮します。

⑤交感神経、陰部神経の抑制により、尿道は弛緩します。

 

 

 

よって、排尿時は副交感神経が優位になることが分かります。

再度確認ですが、副交感神経が作用すると”徐脈”になります。

血圧の計算式は 心拍出量×末梢血管抵抗 です

心拍出量は心拍数×1回拍出量です

そのため、徐脈になることで心拍出量は低下し一次的に血圧の低下が起こり意識レベルの低下に至る

 

というメカニズムになっています。

 

 

*注意点

トイレ動作練習で実際に排泄する場合には注意が必要になります。しかし、過敏になりすぎてはいけません。

健常人であれば排尿しても全く意識レベルに問題はありませんよね。そのため、自律神経の異常をきたすような疾患や状態の場合には注意が必要ですので、頭に入れておきましょう。

 

 

その他

以下の項目に関しては、簡単に説明させていただきます。

☆頸動脈洞性

*頸動脈圧迫により徐脈+血管拡張

 

頸動脈を直接圧迫する場面はサスペンスドラマぐらいだと思いますが、、

あのシーンで意識消失が起こる原因が頸動脈洞が血圧が上昇したと勘違いして

代償として徐脈になり結果的に血圧が低下するというメカニズムです。

 

 

☆嚥下性

*ごくまれだが、嚥下に伴い徐脈+血管拡張

自律神経失調症で嚥下障害が起こる原因は交感神経が強く反応することによって、胃腸に流れていた血流が、心臓や肺などの循環器のほうに使われてしまって、胃が動かなくなってしまうことで、飲み込むという動作を停止する命令が脳から出されるので、食べ物を口に入れても飲み込むことができない嚥下障害が引き起こされてしまいます。

 

 

☆咳嗽性

*胸腔内圧が急激に高まり、静脈還流量の低下

胸腔内圧が上昇すると、腹部大動脈が圧迫されるため、心臓に戻ってくる静脈還流量が減少するという仕組みです。

 

 

☆労作性

*激しい労作に心拍出量が足りず、血圧低下をきたす

 

シンプルに動きすぎです。運動によって心拍数が増加しますが、拍出量が足りなくなるくらい心拍数が増加していまったり、各組織の酸素不足が起こることで血圧が低下します。

 

 

☆神経心臓性

*不整脈により心臓内血流低下が起こり心拍出量の低下

 

不整脈により、いわゆる”からうち”状態になると拍出量が減少します。

 

 

 

 

以上、血圧低下による意識消失の原因について解説しました。

 

嘔吐の原因についても勉強して、upできればと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。埼玉県の専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

私はおじいちゃんが野球をやっていたことを「きっかけ」に8歳から18歳までの10年間、野球に没頭してきました。

そんなおじいちゃんが17歳の時、脳梗塞で入院したことを「きっかけ」に理学療法士の存在をしり、目指すことにしました。

おじいちゃんと同じように、生活に困っている方にリハビリを提要している理学療法士の皆さん、また目指している学生さんに、そして、作業療法士、言語聴覚士のみなさんに

「きっかけ」をあたえられればと思いblogを開設いたしました。

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