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知識 腎臓

慢性腎不全(CKD)と筋力との関係性

更新日:

慢性腎不全患者の下肢筋力は健常人の40%です。

筋力が増えにくければ、減りやすいです。

高齢者であればよりそうでしょう。

 

サルコペニア

サルコペニアは、「加齢による筋肉量減少」を意味する用語です。サルコペニアの定義は現状では確定されたものはないみたいです。

現在は、狭義では筋肉量減少。

広義では筋力低下や身体機能低下が含まれたものが「サルコペニア」と呼ばれているそうです。

 

 

 

 

 

サルコペニアとフレイルの概要

 

CKD患者はサルコペニアやフレイルになりやすい

筋肉量や運動耐容能の低い患者ほど生命予後が不良になります。

慢性腎不全患者では、栄養治療として工夫された食事を摂取しても、摂取したたんぱく質やアミノ酸は筋たんぱくの合成には利用されにくく、骨格筋減少がおきやすく、サルコぺニアやフレイルになりやすい疾患です。

 

なぜなら、慢性腎不全患者では身体活動量の低下(運動不足)に加えて、尿毒症物質の蓄積やアシドーシスが炎症性サイトカインの増加、インスリン抵抗性などを招来し、骨格筋減少に働くからです。

 

慢性腎不全患者での筋たんぱくの分解を防止するには、きちんと食事療法を行うことに加えて、運動することがとても重要。また、筋たんぱく合成の最大の刺激因子は運動です。

 

 

筋力低下の原因

慢性腎不全患者における骨格筋減少の原因

1.炎症性サイトカインの増加

2.筋たんぱくの合成・分解のアンバランス

3.身体活動量の低下(運動不足)

4.性ホルモン(テストステロン、エストロゲン)の減少

5.成長ホルモンに対する筋肉の反応性低下

6.インスリン抵抗性

7.活性型ビタミンD の低下

8.サテライト細胞の減少

9.代謝性アシドーシス

10.アンジオテンシンⅡの増加

11.PEW(食欲低下による栄養摂取量の不足)

12.ミオスタチンの過剰発現

 

 

CKDと筋力の関係性

従来、腎疾患でCKDstage3以上に進行すると
慢性腎不全に対する腎保護効果を期待してたんぱく質制限が広く行われて来た。

 

しかし、サルコペニアとフレイルとの関係を見た報告として、
全米健康栄養調査によれば・・・・
eGFRが60ml/分/1.73㎡未満あるいはアルブミン尿30mmg/gCrを有する患者の
41.2%でプレサルコペニア8.5%でサルコペニアを認めたとする報告
40歳未満からフレイルが出現し、CKDstageの進行とともにその頻度が増えるとする報告がある。

 

一方、透析患者におけるサルコペニアとフレイルとの関係性を見た報告では
50歳以上の血液透析患者を対象に筋量と握力からサルコペニアとフレイルの有無を調査した結果
プレサルコペニアが9.5%
サルコペニアが33.7%にみられた。

 

透析導入時には約80%にプレサルコペニアとサルコペニアが生じ、生命予後との関係性が深いとの報告もある。

 

 

本邦では、保存期CKD患者の下肢筋力と握力を含む身体機能CKDstageの進行とともに低下する。
また、血液透析患者では大腿四頭筋が体重比40%未満の群では全死亡率が高かったとの報告もある。

維持透析患者の筋力は男性で78%女性で85%もの減少をみとめ、特に糖尿病患者で顕著に低下があったと報告されている。

 

 

腎疾患のレジスタンストレーニング

腎疾患のレジスタンストレーニング ⇦リンク

 

腎疾患の代表的な合併症の一つに「糖尿病性網膜症」があります。

レジスタンストレーニングは網膜症悪化のリスクが上がり、実施するのに気を使いますよね。

実際、レジスタンストレーニングは出ています。
特に腎疾患の体力・筋力・ADLは低下するため、レジスタンストレーニングは実施するべきでしょう。

 

 

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現役、理学療法士5年目のyo-chanです!!

東京都東村山市出身。専門学校で理学療法士の「いろは」をまなび、現在は埼玉県の総合病院で内部障害を専門に勤務しています。

腎臓病患者は・・・・

●身体機能・ADL低下
「早期老化モデル」ともいわれ、腎臓病がある患者の身体機能は健常者に比べ”半分”になります。それに伴い、活動量が減り、ADLの低下が起こります。腎臓病だけで日常の生活が普通に遅れなくなり、QOL(生活の質)が減少してしまう恐ろしい病気です。

●若手セラピストの増加
年間PT.OT.ST合わせて約2万人のセラピストが誕生しています。腎臓病がセラピストを必要としている中、腎臓病に関する知識をつける場が少ないのが現状です。そんな若手セラピストのためのコンテンツ配信を目的にしています。

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